居抜き物件で開業を決めたものの、「前のテナントの什器をどこまで使っていいのか」で手が止まってしまう方は多いです。全部入れ替えれば印象は一新できますが費用がかさみますし、逆にそのまま使い続けると内装だけ新しくても什器が古びて見え、ブランドの印象を損ねてしまいます。結論から言うと、判断基準は「工事が絡むかどうか」と「お客様の目に触れる什器かどうか」の2点です。この記事では業種別の目安と、費用を抑えながら印象を変える発注の考え方を整理します。
残していいもの・替えるべきものの見分け方
配管や電気配線に組み込まれている什器は、撤去・新設に工事費がかかるため、状態が悪くなければ流用したほうが総費用を抑えられます。一方で、お客様の視界に直接入る什器(カウンター表面、椅子の座面、ラックの素材感など)は、内装を変えても什器が古いままだと店全体の印象が上がりません。まずは什器を「工事が絡む土台部分」と「見た目・触感に直結する仕上げ部分」に分けて考えると判断しやすくなります。
業種別に見る判断ポイント
- 美容室:セット面の給排水配管はそのまま使える場合が多く、鏡やチェアの骨組みも状態次第で流用可能。ただしミラー枠やチェアの張地は劣化が目立ちやすく、替えると印象が大きく変わります。(美容室開業支援ページ)
- 飲食店:テーブルの脚部や什器の骨格は流用できても、座面や照明は経年劣化が見えやすい部分。客席什器一式を新調する場合の目安は約201万円です。(飲食店開業支援ページ)
- アパレル:ハンガーラックは構造がシンプルで流用しやすい一方、レジカウンターは店の第一印象・差別化ポイントになるため替える方が多い部分です。(アパレル開業支援ページ)
- ホテル:客室家具は使用頻度が高く経年劣化が目立ちやすいため、共用部より優先して入れ替えるケースが目立ちます。(ホテル開業支援ページ)
一式新調した場合の費用目安
参考までに、什器一式をすべて新調した場合の実例プラン金額です。美容室一式で約213.7万円、飲食店一式で約201万円、アパレル一式で約150.4万円、ホテル一式(共用部+客室)で約257.4万円が目安になります。居抜きで一部を流用する場合は、この金額から流用する範囲を差し引いた分が新規什器の予算感になります。
迷ったときの判断基準3つ
- 業種が変わるか:前テナントと同業種でなければ、什器の用途自体が合わない可能性が高く入れ替えが基本になります。
- 工事を伴うか:配管・電気工事が絡む部分は、状態が悪くなければ残したほうが費用を抑えられます。
- ブランドイメージへの影響度:お客様の目に触れる什器は、多少コストがかかっても優先的に替える価値があります。
費用を抑えつつ印象を変える発注の考え方
オーダー什器は製作に1〜3ヶ月ほどかかるため、居抜き契約が決まった時点で入れ替える什器を決め、そこから逆算して発注するのがおすすめです。オープンまで時間がない場合は、即納できるアウトレット什器から選ぶ方法もあります。また全商品でサイズオーダー・カラーオーダーに対応しているため、居抜き物件特有の変則的な寸法にも過不足なく合わせられます。業種を問わず什器選びで迷ったら、法人・開業サポートページもあわせてご覧ください。
開業のご相談を承っています
サイズオーダー・カラーオーダーは全商品で対応しています。図面をお持ちでなくても、店舗の広さと席数をお伝えいただければ什器一式のお見積りをお出しできます。法人・個人事業主の方は法人会員登録(無料)で優遇価格をご案内しています。
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