飲食店の開業準備で、意外と決まらないのが「結局、何席置けるのか」です。テーブルを増やせば売上の上限は上がりますが、詰め込みすぎると通路が狭くなり、料理の提供も会計もしづらい店になってしまいます。この記事では、席数は「客席の面積」ではなく「通路幅」から逆算するという考え方と、天板サイズの選び方、よくある失敗例を整理します。
なお、当社の実例プラン(飲食店一式)は201万円で、テーブル・チェアはその中心になる項目です。配置を先に固めておくと、什器の数と金額のぶれを小さくできます(出典:飲食店開業ページ)。
席数は「通路幅」から逆算する
客席を計画するとき、多くの方は「この広さなら何卓入るか」と考えますが、先に決めるべきなのは通路です。通路が確保できていれば、席数は後から決まります。
- スタッフが料理を持って通る主動線は、すれ違いを考えるとゆとりが必要です。トレーを持った人と客が交差する場所が最も詰まりやすくなります
- 椅子を引いて座る余白は、通路幅とは別に見ます。椅子を引いた状態で通路をふさぐと、実質の通路は半分になります
- 入口からレジ・カウンターまでの動線は、待ち客が立つ場所にもなるため、席数を優先して削らないのが基本です
具体的な寸法はお店の業態(回転を重視するか、滞在を重視するか)で変わるため、「これが正解」という数字はありません。目安として、主動線は人がすれ違える幅、脇の動線はスタッフ1人が通れる幅を最低ラインに置き、そこから席数を数えるとぶれにくくなります。
お店の広さと希望の席数を送っていただければ、無料で概算のお見積もりと席数の目安をお返しします。LINEで送るだけでも構いません(フォームでのご相談はこちら)。
天板サイズの選び方|2人席・4人席の考え方
天板は「一人あたりの幅」と「料理を並べる奥行き」の2つで考えます。
- 2人席:向かい合って座るなら、天板の奥行きが浅すぎると料理がぶつかります。ドリンク中心のバーやカフェは浅めでも成立しますが、定食や皿数の多い料理を出すなら、奥行きに余裕を持たせます
- 4人席:正方形に近い天板は席の組み替えがしやすく、長方形は壁沿いに並べやすいのが特徴です。団体のご予約が多いなら、テーブルを連結できる天板が便利です
- 丸テーブル:角がないため、通路が狭い場所でも動線を邪魔しにくく、少人数席に向いています
ここで大切なのは、天板を「置ければいい」ではなく、料理とドリンクの数から必要な面積を逆算することです。既製品のサイズが合わないときは、サイズオーダーで店に合わせる方法があります。当社の什器は全商品でサイズオーダー・カラーオーダーに対応しています。
Still Table|客席の基本になるシンプルなテーブル
Plateau Table|天板の存在感を出したい店に
Orbis Table|通路が狭い店でも角が当たりにくい丸型
Arcone Chair|テーブルとセットで考えたいチェア
よくある失敗例3つ
1. 図面上の席数だけで決めて、実際は通れない
平面図では収まっていても、椅子を引いたときの余白と人の動きを含めると、実際には通れない配置になることがあります。図面に椅子を引いた状態を描き足して確認します。
2. 壁際の席を詰めすぎて、料理の提供が手前で止まる
壁沿いに長いテーブルを並べると席数は増えますが、奥の席へ料理を出しにくくなります。提供のしやすさは、口コミの評価にも直結します。
3. テーブルとチェアを別々に決めて、高さが合わない
テーブルの高さとチェアの座面高さの差が合わないと、座り心地が悪くなり滞在時間が短くなります。テーブルとチェアはセットで選ぶのが基本です。
発注のタイミングと、急ぎのときの選択肢
オーダー什器は製作に1〜3ヶ月かかるため、席数とレイアウトが固まった時点で早めに発注するのが安全です。内装工事の工程から逆算して、什器の納期を先に確認しておくと、開業日に間に合わないという事態を避けられます。
どうしても間に合わない場合は、アウトレットの即納品を客席の一部に使い、オーダー品は後から追加する方法もあります。ほかの業種の費用感は法人のお客様向けページもあわせてご覧ください。
開業のご相談を承っています
サイズオーダー・カラーオーダーは全商品で対応しています。図面をお持ちでなくても、店舗の広さと席数をお伝えいただければ什器一式のお見積りをお出しできます。法人・個人事業主の方は法人会員登録(無料)で優遇価格をご案内しています。
新宿ショールーム(新宿パークタワー リビングデザインセンターOZONE 5階/水曜休館)で実物の質感をご確認いただけます。

