アパレルショップのハンガーラックは、本数を詰め込みすぎると通路が狭くなって回遊率が落ち、少なすぎると棚がスカスカに見えて商品の魅力が伝わりません。目安としては、通路幅を最低90cm、レジ前など人が滞留する場所は120cm以上確保したうえで、残りの坪数にラックを配置していくのが基本の考え方です。この記事では坪数別の本数目安と、回遊動線を妨げないレイアウトの組み方を整理します。
ハンガーラックの本数、坪数別の目安
ラック1台が占める設置スペースは、幅・奥行きともに商品の掛け方(シングルハングかダブルハングか)によって変わりますが、通路や什器間の余白を含めると1台あたりおよそ1〜1.5坪を目安に考えると配置しやすくなります。
- 10坪程度:壁面ラック+島型ラック合わせて6〜8台が目安。壁面を最大限使い、中央の島は1〜2列に抑える
- 15坪程度:8〜12台が目安。中央に回遊できる島型を2〜3列配置できる余裕が出てくる
- 20坪以上:12台以上。ゾーニング(カテゴリごとの区画分け)を意識した配置が可能になる
この本数はあくまで目安で、商品単価やたたみ商品との比率によっても最適な台数は変わります。正確な台数は、坪数と商品構成をお伝えいただければ個別にご提案できます。

回遊動線を妨げないレイアウトの基本
ラックの本数以上に問い合わせが多いのが、動線の失敗です。よくあるのが「入口正面に大きな島型ラックを置いて、店内の見通しを塞いでしまう」パターンで、これは奥まで人が入りにくくなる典型的な失敗例です。
- 入口から視線が抜ける位置には背の低いラックか、間を空けたレイアウトにする
- 壁面ラックで外周を作り、中央は島型ラックで緩やかに区切る「外周+島」の組み合わせが基本形
- 試着室・レジ前は什器を置かず、人が滞留できる余白を必ず残す
- 什器の高さは奥に向かって低くする(手前が高いと奥が見えなくなる)
壁面・アイランド・ゴンドラ、配置タイプで変わる見え方
同じ本数でも、どのタイプのラックを組み合わせるかで店内の見え方は大きく変わります。壁面用のシンプルなバーだけで統一すると単調になりがちなので、島型(アイランド)を1〜2台アクセントとして加えると、商品の見せ方にメリハリが出ます。
サイズオーダーで坪数にフィットさせる
既製品のラックは幅や高さが決まっているため、柱や什器の間に微妙な余りスペースができてしまうことがあります。什器をサイズオーダーで発注すれば、坪数と動線に合わせて幅・奥行き・高さをミリ単位で調整でき、余白を無駄にしません。カラーオーダーにも対応しているため、内装のトーンに合わせた統一感も出せます。オーダー什器の製作には1〜3ヶ月ほどかかるため、物件契約が決まった時点で発注スケジュールを逆算しておくと安心です。急ぎで一部だけ揃えたい場合は、アウトレット什器なら在庫があればすぐに手配できます。
ラックだけでなく、レジカウンターや試着室まわりの什器も含めた一式で予算感を把握しておくと、開業準備の優先順位がつけやすくなります。アパレルショップ開業支援ページでは、実例プラン(一式約150.4万円)を公開しています。
- 本数の目安:坪数÷1〜1.5坪、ただし商品構成で調整が必要
- 動線の基本:入口正面を塞がない、外周+島の組み合わせ、レジ前に余白を残す
- 見せ方:壁面ラックで統一しつつ、島型を1〜2台アクセントに
- サイズオーダーで坪数にフィットさせ、発注は内装計画と同時に逆算する
法人・個人事業主のお客様は法人・事業者のお客様へのページから法人会員登録(無料)にお進みいただくと、什器一式の優遇価格をご案内しています。開業支援ページではアパレルショップ開業の実例プランも公開していますので、あわせてご覧ください。
開業のご相談を承っています
サイズオーダー・カラーオーダーは全商品で対応しています。図面をお持ちでなくても、店舗の広さと席数をお伝えいただければ什器一式のお見積りをお出しできます。法人・個人事業主の方は法人会員登録(無料)で優遇価格をご案内しています。
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